NO.1  お腹を冷やさない。

 もしあなたが子牛に下痢をさせたくないと思っているのであれば、子牛のお腹を冷やしてはいけません。子牛がいる環境を常に 乾かしておくこと大切です。

 乾燥という意味では敷料を敷いてやればよいでしょう。しかし、交換を怠ると糞尿で湿った敷料は逆効果になってしまいます。理想的には毎日乾燥したものに交換 できれば良いのですが、表面が乾いていれば、上へ上へと敷料を積み重ねていってもかまわないと思います。ただ、物事には限度というものがありますので、最低でも1週間 に1回は全て新しい敷料に交換して下さい。もちろん、その際には石灰を散布するなどして床を消毒しなければなりません。

“子牛のお腹を冷やさない”ということは、これから訪れる冬には特に注意しなければなりません。

 そこでお奨めするのが電気式の保温マットです。冬場は子牛のいる環境を乾燥させ、さらに、保温マットを敷くことによってお腹が冷えにくくなります。このマットを 使用している四街道市の若月牧場では、本年1月から3月の3ヶ月間に30頭の子牛が生まれましたが、1頭も下痢を発症しませんでした。くれぐれも注意しなければならない のは、マットの上を常に乾燥させて使用しなければならないということです。湿ったまま使用すると、細菌にとっても住みよい環境になってしまうからです。

 畜産専用ですと数万円もする保温マットですが、ホームセンターなどで入手できる家庭用のものであれば、1千円から2千円で購入できます。それをサイロなどで使用 するビニールで覆えば、防水対策も十分です。ぜひお試しください。
数万円する畜産専用のマット


1千円で買えるマット


2千円位で買える台所用の足元マット
(農業共済新聞千葉版 2005年9月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会