NO.12 「まだまだ夏バテに注意!!」
 9月になり夏の暑さもどうにか峠を越え、朝晩はかなり過ごしやすい季節になりました。暑い中の農作業大変お疲れ様でした。 夏バテなどせずに元気でお過ごしでしょうか?

 夏バテといえば、牛も猛暑の中で暑さに耐えて過ごしてきました。
 人の立場で言われている夏日(最高気温25度以上)になると、 牛が生活するには限界に近い状況になっていることをご存知でしょうか。こんな話をすると「私の家はちゃんと扇風機回して温度を下げているよ」 と言われますが、扇風機の真下の牛と牛の間にしゃがんでみて下さい。風の動きがあまり無いと思います。

 夏日を何日も過ごしてきた牛にとって、その後遺症はこれから出てきます。牛の体温は普通38.5度ですが、夏場の暑いときには体温測定をすると40度以上の場合もあります。見た目は正常でも、これは体中の血液・体液すべてが異常な状況です。過酷な環境を過ごした体が、正常に秋を迎えられると思いますか?

 給餌した後、牛が立っている牛舎内を見回してみてください。食欲・乳量など異常はなくても、起立しているときに足踏みをしている牛がいるかもしれません。決して運動不足を解消しているのではなく、多くの場合、夏場の暑さで蹄に何らかの異常が見られ、蹄葉炎など蹄の疾病を発症しています。

 自分で蹄底を看られるなら早めの対応を、それができない場合は最寄りの家畜診療所または削蹄師に相談してください。
 
 早めの処置が最悪の事態を防ぐはずです。健康な牛がいる牛舎で仕事ができることは、最高だと思います。

「暑い夏を乗り切るよう、
励ましのビールを
飲ませています。」
(農業共済新聞千葉版 2006年9月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会