NO.2  座布団が欲しい!!

 今年の夏も暑く、牛にも人にも大変でした。

 特に肢の悪い牛はほとんど具合が悪くなり、また牛舎からいなくなった牛もいました。

 そのほとんどが飛節の腫れからきています。牛床がコンクリートやペラペラの薄いマットでは肢も痛くなってしまいます。体重600kgの牛で起立時には 250kg程度の力がひとつの前膝にかかり(両前膝で500kg)、また体を床面に落下させながら座ります。これを日に何回も繰り返すため、クッション性の あるマット(座布団)が欲しい、座りたいと願っているはずではないでしょうか。

 1本の肢が悪くなると、それをかばうために反対の肢に負担がかかり、さらに前後 へと負担がかかり、あっという間に4本とも肢が腫れてきます。

 痛みにより食欲、乳量が減り、発情もなんだかはっきりしないということになるようです。特に乾乳期、 分娩前の牛は体重も重く、マットに必要な表面の柔らかさや床を踏んだとき変形する柔らかさがないと、起立する時に踏んばることもできません。 また、クッション性のあるマットを使用しても、糞尿の水分を吸い取り、牛床を乾燥させてやるための敷料が必要となってきます。 クッション性のあるマットはかなり普及してきていますが、まだまだ入っていないところもあります。

 牛床全部にマットをいれられればいうことはありませんが、 それでなければとにかく1枚(だいたい1枚2万円前後)敷いてみてはどうでしょう?

 快適な牛床は牛の寝起きを容易にし、その結果生産性の高い牛を作ることになります。
 マットを敷いて牛も快適。
(農業共済新聞千葉版 2005年10月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会