NO.22 快適に仕事をするために つなぎ牛舎でしっぽを縛ってみませんか?
 毎日の搾乳や除糞作業のとき、尾でたたかれたり、尾に付着した糞尿が遠くのほうから飛んできたりしていませんか?
この原稿依頼を受けたときはちょうど梅雨時期で牛舎内の湿度も高く、牛床に水(尿?)たまりがあり、尾が浸っていました。 牛が立ち上がると尾を振り汚水のシャワーを浴びてしまいます。また、尾でたたかれると、けっこう痛いものです。

 これを防ぐ対策として、尾をひもでつるし牛床に付けない方法をお勧めします。

 はじめに、牛のお尻より少し後ろで、作業の邪魔にならないパイプラインか、それより少し高いところに針金を張ります。 腐食しにくい少し太めのカラー針金がいいでしょう。目に付くので頭を引っ掛けなくて済みます。アイプレートやターンバックルなどを使い、負担がかかっても外れないよう牛舎の壁や柱へしっかりと固定します。ホームセンターでいろいろな器具が売っていますから使い やすいものを購入してください。高さは農家さんの身長に合せてください。牛の上にちょうどいい柱があれば針金を張る必要はありません。

 次に、尾をチューブロープか100円ショップなどで売っている自転車用の荷物ひもの長めのものに縛ります。右の写真のように伏臥状態で尾が牛床に付かない程度に結べば出来上がりです。

 牛の後躯、特に腰角から尾根にかけて、つまり筋肉注射をするところがほとんど汚れなくなります。また牛舎での作業も尾の汚れを気にすることなくスムーズにできますよ。ゴムなので余裕がありますから尾を振ったり、排尿のために尾を上げることは十分で きます。ただし、分娩間近の牛や起立が悪い牛は外しておいてください。前へはい出した場合など危険です。

 全頭縛らなくても、癖の悪い牛や汚す牛だけでも試してみてはいかがでしょう?


ひもでつるすことで
牛床の汚れが尾に付かない
(農業共済新聞千葉版 2007年8月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会