NO24 貴重な子牛を死なせないために
    
難産で生まれた子牛には携帯酸素スプレーを利用
 牛の難産にはさまざまなケースがありますが、それにより子牛が死んでしまうことも多々あります。なかには難産の末やっ と生まれても、仮死状態で自力呼吸ができずに死に至ることも決して少なくありません。

 例えば逆子の難産の場合、へその緒が切れても頭部が産道にあると羊水を飲み込んでしまいます。分娩後、急いで逆さまに吊るし羊水を取り除きますが、それでもあっという間に死んでしまうことがあります。そんなときの無念さは例えようがありません。

 そこで少しでも子牛を助けられるように、薬局やホームセンターで市販されている携帯酸素スプレーの利用をお勧めします。 使い方は、人が使うのと同じように付属のマスクを子牛の口に当て2〜3秒吸引させます。それを何回か繰り返すと、うつろになっていた目が正気を取り戻し、頭をブルブルッと振って自力で呼吸をするようになります。こうなればしめたものです。

 携帯酸素スプレーは1本千円くらいで購入でき、2〜3頭に使えます。緊急時にいつでも使えるよう、牛舎に常備しておいて いただきたいと思います。

 受精卵移植で生まれた和牛や、やっと生まれたホルスタインの雌子牛など貴重な子牛が、難産で死亡してしまわないように ぜひ試してみてください。

携帯酸素スプレー
(農業共済新聞千葉版 2007年11月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会