NO25 消毒液に最高の仕事をしてもらいましょう  特性を知って効果を引き出す
 みなさんは、知らないうちに消毒液の効果を低下させていませんか?

 搾乳が終わった後、乳頭清拭用のタオルを入れた消毒液を見てください。その液が汚れていると感じた方は消毒されていな い可能性が高いです。なぜなら、牛乳やふんなどの有機物により、殺菌効果が低下するからです。子供のころ、泥だらけの傷口を 作って家に帰ると、母が無理やりわたしを風呂場に連れて行き、タワシで擦った後に消毒液をかけられました。「消毒液をかけるだけにして」と言いましたが、今考えると消毒液の効果を発揮させるために必要だったと感じています。

 ほかにも消毒効果を低下させる要因が、直射日光です。ヨーチンなどヨード系消毒液は直射日光に当たると色が薄くなります。 この状態は、消毒効果が無くなっているサインですので、ヨード系消毒液は直射日光を避けて保管して下さい。

 温度によって効果が低下する消毒液もあります。塩素系の消毒液は43度以上になると塩素が蒸発してしまい、効果が無く なります。一般的に消毒液は温度が高い方が効果は高まりますが、塩素系の消毒液を作る場合は、体感でぬるいと感じる35〜40度 のお湯を使うことをお勧めします。

 わたしのように日光浴が大好きな人もいれば、紫外線アレルギーで日光に当たれない人もいます。お風呂も熱いお湯が好きな人、ぬるめが好きな人など個性があります。消毒液も同じです。消毒液の特性を知り、彼らに最高の仕事をしてもらいませんか。
(農業共済新聞千葉版 2007年12月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会