NO28 発酵初乳を有効利用  経済的で子牛は下痢知らず!
 子牛に飲ませきれない初乳を、皆さんはどうしていますか?

 出産後の初乳は出荷できず、余った分を廃棄している方も多いと思います。 この初乳を捨てずに上手に利用する方法の一つに、発酵初乳があります。衛生面に十分注意する必要はありますが、身の回りの道具でできます。

 酒々井町の北島一郎さん(75歳、15頭搾乳)は10年ほど前からカスピ海ヨーグルトを利用して発酵初乳を子牛に飲ませています。

 余った初乳を清潔なポリバケツに入れ、発酵を促進するための種菌を混ぜ、1日1〜2回清潔な棒(お風呂をかきまぜる棒のようなもの)で撹拌します。保存は、清潔な冷暗所であれば、夏場でも冷蔵庫に入れなくて大丈夫です。

 雑菌の混入を防ぐためにふたをしますが、種菌が上手に増えるよう密封はし ないようにします。子牛に飲ませるときは、温度を毎回同じにすることがポイントです。 母牛一頭の初乳で3週間程度哺乳することができて経済的とのことです。

 種菌にするカスピ海ヨーグルトは普段から家庭で飲むヨーグルトとして継代して いるもの。分娩があったときに、その飲むヨーグルトを種菌として発酵初乳を作ります。 北島さんの育てる子牛はいつも発育がよく健康そのもので下痢知らず。種菌が人間も飲める ヨーグルトなのでとても清潔です。一度試してみてはいかがですか?

 詳しくは、家畜診療所職員にお問い合わせください。
(農業共済新聞千葉版 2008年4月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会