NO29 受胎率向上へ  飼料バランスを見直そう
 春のうららかな季節です。牛群の調子はいかがでしょうか。

 昨年の夏に繁殖成績が良好だった農場は別ですが、5月から6月にかけては残念ながら分娩数の少ない季節です。お産の少ないこの時期に、もう一度牛群の成績を再点検して、夏に備えてはいかがでしょう。

 このような季節の中、現在、全搾乳頭数の何%が妊娠していますか?今は分娩が少ないですが、良好な発情兆候が見られ 、受胎率が高い時期でもあります。牛群の60〜70%が妊娠していますか?それ以上?素晴らしい!

 では、50%未満の成績の農場の皆さん、妊娠していない牛たちの搾乳日数を見てみましょう。
 60日を超えて未授精の牛、3回以上の交配でも受胎しないリピートブリーダーの牛は何頭いますか?この牛たちは夏を迎える前に妊娠させたいものですね。 個体の問題なのか牛群の問題なのか十分に検討しましょう。

 なぜか、未経産牛が妊娠しない、10月ごろ分娩した牛が妊娠しないなどなど不妊牛に共通性がある場合、飼料のアンバランスやビタミンA不足などの原因があります。このときはぜひ、胃内分解性 のタンパク質とでんぷん質の量と、配合飼料の成分を検討してください。

 特に最近は穀類の価格高騰により、安価な配合飼料はでんぷん質が少ない傾向があり、ビタミン類の添加も控えています。 また、価格の高いコーンの代わりに、メイズコーンを利用している配合飼料もあります。これは、コーンよりβカロチンが少ない 傾向にあるので注意が必要です。

 飼料会社などに配合飼料の成分を聞いて、家畜診療所職員にお尋ねください。
(農業共済新聞千葉版 2008年5月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会