NO.34 メリットの多い分娩房   母牛のストレスを軽減
 厳しい夏をやっと乗り切り涼しくなったと思いきや、夏の疲れが出て、けっこう牛がバテてるなぁと感じることはありませんか?そんな疲れの出るこの時期にお産を迎える牛は大変ですよね。

 そこでお勧めしたいのが分娩房です!もうすでに利用している方はご存知と思いますが、個室のお産部屋に入れることで母牛の手助けとなることがたくさんあります。

 ほかの牛がいないのでストレスが少ない、寝起きが自由、清潔に保ちやすい、腰抜けになってしまった場合などトラブルに対応しやすいなど、ざっと挙げてもこれだけのメリットがあります。また清潔な場所で産ませることで、生まれたての子牛や乳房を感染から守る効果も期待できます。

 分娩房でお産している牛を観察すると、寝たり起きたり、時には歩き回ったりしているのが分かります。このような動き で胎児の姿勢が悪かったり、子宮に軽い捻転があっても治ることがあります。

 これから分娩房を作ってみようかなという方にアドバイスとして、広さは約3b×3bほどでよく、砂などの敷料を使う ことで足元が滑らず、換気のよい場所なら文句なしです。牛舎の入り口近くや搾乳パーラーの近くなどすぐに目に付く場所、そして掃除がしやすい構造などもポイントです。加えて清潔に保つ秘訣として、空いているときに子牛を入れるなど別のことに使わな いことも重要です。

 忙しい毎日にさらに仕事を増やすのは大変ですが、一度作ってしまえばお産は年間を通しての行事ですからきっと役立つはず。作業しやすくなったこの季節、日曜大工に挑戦してはいかがでしょうか。
(農業共済新聞千葉版 2008年10月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会