NO36 子牛に服を着せよう 寒冷ストレスは成長にも影響
 暦が進むに連れて、寒さが身に染みる季節になってきました。

 冬は、外で働く人間にとって厳しい季節ですが、子牛にとっても厳しい季節です。この時期は、肺炎や下痢が起きやすいですが、それは寒冷ストレスによる免疫能力の低下も 一つの原因です。

 牛は寒さに強いといわれますが、子牛は被毛も皮下脂肪も少なく、親牛と異なり、第1胃での発酵熱の恩恵もありません。子牛は13度ぐらいで寒さを感じ、この温度を下回ってくると、子牛に与えたミルクが生命維持へ優先的に使われます。 従って、子牛への寒さ対策は病気の予防だけでなく、子牛の成長にとってとても重要です。

 子牛をハッチのような個室に入れて風を防ぐこと、おなかを冷やさないように暖かい床を用意することなど、飼育環境 を整えることは、以前でも取り上げられていますが、わたしからは、直接子牛に「服」を着せることをオススメします。子牛に服を着せることで、冷たい床との接触やすき間風、周囲の気温の寒さから体の熱が奪われるのを防げます。

 最近は、子供用のジャケットとしていろいろな製品が出ていますが、皆さんがもう着ないと思う古着でも大丈夫です。 子牛が着られるように袖を短くすれば、意外とすっぽりと覆ってくれます。ただし、雌の子牛はセーターやトレーナーでも良いのですが、雄の子牛はおしっこの都合上、カーディガンなどにしてあげてください。

 いろいろな服を着ているのを見ると、ちょっとしたファッションショーをしている気分ですよ。本当にこれで暖かいの ?って疑問に思うかもしれませんが、服を着て暖かいことは普段、服を着ているわたしたちがよく知っていますよね。

子牛が着られるように
古着の袖を短くすれば、
すっぽりと覆ってくれます



専用のベスト
(農業共済新聞千葉版 2008年12月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会