NO.42 繁殖成績向上へ 繁殖記録板を活用しよう  
                         作業中に見える場所に設置
 発情発見をどうしていますか?フリーストールなら、マウンティングやスタンディングそして最新の歩数計。タイストールならば、発情兆候としての鳴く、外陰部の腫脹や粘液の流出。いろいろな方法があると思います。しかし、最近は兆候がハッキリする牛は少ないものです。そんな時、参考になるのが繁殖(発情)記録です。皆さん、繁殖カレンダー、繁殖円盤や記録板、独自の記録台帳などを活用していると思います。
 そこで今回は、タイストールでの「牛名板:個体ごとの繁殖記録板」設置を提案したいと思います。「牛名板は付けているよ」との声が聞こえますが、どこにありますか?何を書いていますか?餌槽通路で牛側を向いて、名号・生年月日・分娩月日と直近の授精月日――の農家が多く見受けられます。それでは、記録板の意味を成しません。通常、発情発見は搾乳前の除ふん作業や朝晩の巡回で行っていると思います。その時、すぐに見える位置に設置してください。
 記録内容は、耳標番号(名号)・生年月日・分娩月日・産次・授精月日・出血月日・次回発情予定日です。特にお願いしたいのが、授精と出血の月日、それと次回発情予定日です。授精と発情の月日は再度発情しても消さずに連記します。次回発情予定日に発情がなければ線を引き、確認したことを残します。出血は発情周期と強さを知る重要なポイントになります。
 除ふん作業や朝晩の巡回時にポケットにチョークなどを入れていくことをお勧めします。「記録板は小さくてそんなに書けない」との声が聞こえますが、工夫してみてください。
 獣医師が繁殖検診をする時、耳から入る飼い主さんからの申告と指先からの直腸検査所見に加えて、目からの情報は的確な診断に役立ちます。つなぎ牛舎だからできる牛名板の設置をして、繁殖成績を向上させましょう。

繁殖記録板は除ふん作業する側からよく見える位置に
(農業共済新聞千葉版 2009年7月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会