NO.45 牛群の状況を把握する   一頭一頭をしっかり観察
 「最近、とまりが悪くてよぉ」「前と同じようにやってるけんが、こんなに調子悪くなかったのに・・・」これらの嘆きは、時折聞かれます。このようなロスをできる限り減らし、今後、生産性を安定させるためには、病気の牛だけでなく一緒にほかの牛たち一頭一頭を観察して、現在の牛群全体の状況を把握することが大切です。
 観察すべき点は、腹構え、蹄や飛節の状態など多くありますが、その一つがボディ・コンディションのチェックです。決められた細やかなボディ・コンディション・スコア(BCS)の基準はありますが、それは獣医師に任せるとして、大きく「太りすぎ」「ちょうど良い」「痩せすぎ」に、そして間に「やや太り気味」「やや痩せ気味」くらいの分け方で、乾乳牛も搾乳牛も一緒に見て、触っていきます。
 そして、その日の各個体のスコアの分布を、分娩日(もしくは予定日)を0日として、分娩前後日数に合わせて1枚のグラフ上に表します。この分布の流れを、1頭の牛の泌乳サイクルとして見ていくと、どの時期に問題があるのか見えてきて、その原因をさぐる有効な手がかりの一つとなります。
  全国的にあまり変動の大きくない、スムーズな増減が望ましいのですが、乾乳期から泌乳最盛期にかけて大きく落ち込むとか、泌乳後期にはすでに太っているなど問題のみられる個体が結構あります。
 最初は分かりづらいかもしれませんが大丈夫!3ヶ月に1回(調子の悪い場合は月1回)のペースで断続してやってみてください。きっと効果が表れますよ!
(農業共済新聞千葉版 2009年11月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会