NO.50 搾乳手順どうやっていますか?
 診療所で搾乳立会をすると搾乳方法は農家によって千差万別でも、搾乳前に乳頭を拭かない人は いませんでした。
 乳頭の清拭材料は便利なペーパータオルが主流ですが、搾乳毎に大量のタオルを洗濯・乾燥して使っている農家も少なく ありません。最近、洗った後に干さなくても細菌が増えない洗剤が発売され、経済的で手間も省けると好評です。そこで、私たち が勧めている、この洗剤で洗濯したタオルを使った搾乳方法を紹介します。
   @プレディッピング
最初にプレディッピング用の薬でディッピングをします。30秒以上の薬が付いている時間(コンタクトタイム)が 必要ですので、前の牛の搾乳が終わる頃を見計らって行うと効率的です。

A前搾り
乳頭に薬が付いているのでゴム手袋をしたほうがいいです。泌乳ホルモン(オキシトシン)の分泌を刺激するために 1乳頭を5回くらい力強く搾ります。異常乳にも注意します。

B乳頭清拭
湿ったままのタオルで乳頭口を意識して拭きます。前搾りから分半の余裕がありますので丁寧に、確実に、清潔に 拭きます。

Cミルカー装着
前搾りから1分半で装着することで、オキシトシンの分泌に合わせた搾乳ができます。

Dミルカー離脱
過搾乳は絶対避けてください。適切な離脱のタイミングを計り、次の牛のプレディッピングも行いましょう。

Eポストディッピング
次の搾乳まで乳頭を守るものですので、薬を確実に浸すためにはスプレーでなくノンリターンカップをお勧めします。 また、ディッピング剤も良いものを選びましょう。そのまま、15分ぐらいは牛を立たせていましょう。
 以上簡単に説明しましたが、どうでしょうか?コストもかからず、慣れたら案外スムーズにできるものです。是非お試しください。
(農業共済新聞千葉版 2010年5月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会