NO.51 バルクの管理は大丈夫ですか?
 7月に入って、気温、湿度ともに上昇し、細菌が活発に増える季節が巡って来ました。せっかく健康な乳房から搾った生乳を、 ミルカーからバルククーラー(以下、バルク)へ送乳する間で汚染させてしまってはなんにもなりません。生乳中の細菌が増える 原因として、バルクの冷却不足、ミルカー・バルクの洗浄不良などが挙げられますが、今回は特に生乳がバルク内で細菌に汚染され ないように注意すべきポイントをお話したいと思います。
   @ 集乳直後のすすぎ:栄養が豊富な生乳は細菌が繁殖しやすい条件の一つです。集乳後すみやかに水ですすぎましょう。 時間が経つに従い牛乳は乾き、落ちづらくなります。

A 冷却能力の低下:バルク冷却装置(コンデンサー)に汚れが付着すると冷却能力が低下しやすくなります。特に、夏場は 湿度が高いために汚れが付きやすくなり掃除が必要です。搾乳機器ディーラーに依頼するか、コンプレッサーなどで汚れを落 としてください。また搾乳後、出荷乳量は変わらないのに今までよりもバルクの羽根が回っている時間が長いようでしたら冷 却能力が低下している可能性があります。一般的に、2回目の投入時には乳温は10℃を越えないようになっています。

B バルク排出(吐出型)コックの汚れ:バルク内で一番汚れやすい箇所であり、唯一冷却されない箇所でもありますので、 毎回分解洗浄が必要です。
 以上のように、バルクは最も生乳との接触が長時間にわたる機器であり、その温度管理が衛生的乳質に影響を及ぼします。 もし細菌数が増えたならば、バルクを点検してみましょう。
(農業共済新聞千葉版 2010年7月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会