NO.54 子牛に早めの寒さ対策を
 記録的な高温となった夏をなんとか乗り切り、ようやく涼しくなり過ごし易くなってきました。
 しかし、 昼間は夏の日差しの名残を思わせる暑さがある反面、朝夕の冷え込みは厳しく、夏の暑さに疲れた体は、真夏 以上にダメージが現れてくる頃でもあります。そんな気候の影響を受けるのは人間だけでなく、寒さに強い牛も同様です。
 特に子牛は成牛と比較して環境の影響を受けやすいので、さらに冷えこんでくる季節に、子牛の寒さ対策は重要です。環境面では、ベニヤ板やブルーシートなどで風避けを作る、濡れた牛床は子牛の体温を奪いやすいのでこまめな清掃を心がけること、栄養面では、熱産生のために冬期は他の期間よりもエネルギー を必要とするのでミルク給与量を増やすなどの対策があります。
 タオルを縦に三つ折にして縫い、 マジックテープで簡単に装着できるようにした「子牛のマフラー」を巻いています。この簡単な作業でも子牛 の寒さ対策になります。さらに寒くなればお馴染みの子牛のベストも役立ちます。これは古くなったセーター やフリースなどでも十分です。
 子牛は一度肺炎や下痢などになると悪化も早く、こじらせば回復も時間がかか ります。寒さが本格的になる前に子牛の寒さ対策をしましょう。また、子牛が少しでもおかしいな・・・と思 ったら、早めに近くの家畜診療所まで連絡をお願いします。
(農業共済新聞千葉版 2010年10月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会