NO.56 紙おむつが乳牛の関節炎の治療に効果
 寝起きが悪い牛が居ませんか?
 その牛は、飛節(後ろ足の膝)が腫れて膿が出たり血がでていたりしませんか? 四肢の病気は廃用事故につながりやすいので、早めの対処が必要です。このような場合、家畜診療所に電話するとともに、 成人用の紙おむつ(パンツタイプ)、テーピングテープ(ガムテープでも)を用意してください。
 簡単にできて、しかも効果的な手当の仕方がありますのでご紹介します。
 まず、腰当て部分(ギャザー)の片方を破り、牛の関節の後ろからかぶせます。装着にはテーピングテープを使い、腫れてる部分よりも上の方から巻き始めます。かかとを出して腫れた部分 の下まで巻きつけて紙おむつを固定します。装着後にズレてしまう時は、ギャザー部分と皮膚をボンドで接着すると装着期間が延長します。紙おむつは、10日を目安に交換します。
 成人用の紙おむつは、牛の飛節の形にぴったり合います。 また、高吸水性ポリマーの作用で膿や浸出液を吸収し、適度な湿潤環境作り出し傷の治癒を早めてくれます。さらにクッ ション性もあるので、傷の保護にも役立ちます。畜産農家のみなさんでも、巻き方を覚えれば、低コストで簡単に試す ことができます。
 装着には少しコツがあるので、「やってみたい!」と思った方は家畜診療所に相談してください。
(農業共済新聞千葉版 2011年3月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会