NO.58 牛のお灸を試してみませんか?
 獣医師が診療の際、牛にお灸をしているのを見たことはありませんか?
 牛にも人と同じように体中にさまざまなツボがあります。私たちが診療でお灸を用いるのは、主に起立不能症が多いのですが、実はお灸は意外と多くの病気の治療にも用いられています。
  例えば、鼓脹症や下痢などの消化器病や、関節炎などの運動器病にも効果があるとされています。 また、不妊症に対する効果もあると言われています。発情がはっきりせず、なかなか種付けができ ないままの牛はいませんか?
 そのような牛には注射を打つだけではなく、お灸を試してみてもいいかもしれませんよ。以下に牛に対するお灸の方法を簡単に紹介します。
 @まず牛の尾、頭を保定するAツボに味噌を塗る(モグサを付ける糊のような役目をします)Bモグサをピンポン玉ほどの大きさに丸め、ツボに塗った味噌の上に置き、点火するC煙が見えなくなっても10分ほど待ち、その後、灰を息で吹き、燃えカスがないか確認する−とそれほど難しくありません。所要時間は約20分です。
 モグサは家畜診療所でも扱っています。興味のある方はお近くの家畜診療所までお問い合わせください。お灸を行う際はくれぐれも火の始末に十分注意してください。
(農業共済新聞千葉版 2011年5月4号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会