NO.65 子牛を下痢から守る ワクチン接種や駆虫剤の投与を
  生後1週間前後で激しい下痢や生後3週間前後で慢性的な下痢が発生してしまうことはありませんか?生後間もない下痢はその後子牛の発育に大きな影響を及ぼすばかりか、急激な脱水の進行によって生命の危険な状態に陥ることもあります。
 原因として、生後1週間前後の下痢は細菌やウイルス感染、生後3週間前後の下痢はコクシジウム感染である可能性があります。子牛の下痢の予防には、哺乳器具の衛生管理、ミルクの温度管理、環境整備が重要ですが、いったん牧場に侵入 してしまった細菌やウイルス、寄生虫の感染から子牛を守ることは難しいことです。
 そこで下痢対策として、下痢予防ワクチンや駆虫剤(バイコックス)の使用を検討してみませんか?
 下痢予防ワクチンは、乾乳中の母牛に1〜2回 ワクチン接種を行ない初乳中の抗体を上昇させて母子免疫により細菌やウイルスによる下痢を防止するものです。したがって、ワクチン接種した母牛の初乳を確実に飲ませる必要があります。実際このワクチンを接種した牧場では子牛の下痢が減ったり、下痢をしても軽度で治療回数が少なくなっています。
 バイコックスとは、経口投与型の抗コクシジウム剤で、一回飲ませると体内で効果が持続しコクシジウムの感染及び発症を予防します。牧場毎の条件によりますが、少なくても4週間は効果があり一回投与でコクシジウム病の発症をほぼ予防できます。
 まだ寒さは厳しく、子牛の病気が出やすい時期が続きます。この機会に是非ご検討ください。詳しくは管轄の診療所にお尋ね下さい。
(農業共済新聞千葉版 2012年2月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会