NO.71 育成の身体測定をしよう
 育成牛をどのように管理していますか?育成は、育成牧場への預託と自家育成とに分けられます。
 自家育成では、14〜15か月齢に授精を開始することを目標に育成します。種付け時の牛の体格は、体高125a、体重350`前後が目安です。体高は、柱などに目印を付けると分かりやすいです。体重の推定には、牛群検定で使用する体重推定尺が便利です。目盛の横に推定体重が書いてある巻尺で、牛の胸囲(肘のすぐ後ろ)を測るだけで体重を推定できます。その場に推定尺が無くても、紐に印を付けて後で推定尺と合わせることもきます。
 近年、良い乳牛への道は、生後2〜6か月の子牛の時期から始まっていると考えられています。この間に何度か測定を行い、測定結果が発育標準値(表)の下限以上となることが望ましいです。 何頭か測ってみると、生育の傾向が見えてくると思います。
 預託に出す場合でも自分の牧場にいる期間が大切です。 まずは早期のスターター(人工乳)と水の給与を行いましょう。スターターを食べられるようになったら、 良質の乾草を適量与えるようにしましょう。また、これからの暑さ対策に水の給与は重要です。ただし、体重40`程度の子牛で 一度に3g以上の水を飲むと水中毒になる場合がありますので注意してください。
 未来の母牛達の成長に期待するため、 育成牛の身体測定をしてみてはいかがでしょうか。興味のある方は、お近くの診療所に詳細をお尋ねください。
表.育成牛(雌)月齢別発育標準値(ちばNOSAI連調べ)
月  齢 2 3 4 5 6
体高(a) 標準上 89.9 95.1 99.1 104.3 108.3
標準下 82.5 87.5 92.3 96.7 100.7
胸囲(a) 標準上 100.7 109.6 117.9 125.5 132.7
標準下 92.5 101.2 109.3 116.9 123.9
(農業共済新聞千葉版 2012年8月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会