NO.73 分解洗浄したことありますか?
      パイウライン ミルカー 曲がり・接続部分を洗浄
成田市の酪農家・大木京一さんは、20年前にフリーストール牛舎を作りましたが、搾乳はその前から使っていた古い繋ぎ牛舎のパイプラインミルカーを使用しています。搾乳システムは、メンテナンスしだいで長持ちさせることができます。

 搾乳システムのメンテナンスの内、毎日行う洗浄は、温度と洗剤が加味された洗浄液の物理的作用によって洗浄されます。

 現在は、どこの酪農家でも給湯器が備えられ、十分な温度と量のお湯が使用でき、搾乳毎のアルカリ洗剤による洗浄と、3〜4日に1回の酸性洗剤による洗浄が行われています。
 自動洗浄装置も良くなり、分解洗浄など不要とまで言われていますが、過信は禁物です。搾乳システムの洗浄に不備が生じると、牛が良い牛乳を作っても、製品としての牛乳は生菌数が上昇し、品質を低下させます。

 現在パイプラインはステンレス製で内部の観察は全く不可能です。パイプラインミルカーの汚れの残りやすい箇所は、洗浄液がスムーズに流れにくい所、すなわちパイプラインが曲げられた部位、接続コネクター付近等です。
 また、パイプラインは通常、1/100程度の傾斜をつけて牛乳が流れるように設置されていますが、牛舎の増築等でパイプラインの勾配が一部十分で無かったり、牛乳処理室に対して逆傾斜ということもあります。

 「細菌数はいつも良く、私の農場は大丈夫」と考えている方も、一度分解洗浄をしてみませんか!
(農業共済新聞千葉版 2012年11月4号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会