NO.8 大切な子牛を助けよう!
 2004度よりスタートした子牛の共済をきっかけに、目の前の子牛の命を助けようと子牛疾病対策グループがつくられました。
 
子牛の死亡事故は、当初ほとんど下痢によるものではという認識がありましたが、結果は分娩時の死亡がほとんどでした。

 子牛の死亡は、お産に向かって1時間以上経過して死んで生まれるか、生まれても弱くて死亡してしまうことが多いようです。私もお産に立ち会った時、 子宮捻転や胎児の失位でもう少し早く呼んでもらえたらと思うことがあります。お産の経過が長く様子がおかしいと感じたらまず外陰部と自分の手を消毒し、 ていねいに手を入れてみます。子宮の入り口は開いているか?破水は終わっているか?正常であれば、子牛の頭と両方の肢に触れます。逆子の場合は、両方 の後肢に触れてお尻か尻尾が触れます。正常に胎児が来ていて、陣痛もあり時間もあまり経過していないようであれば見守ります。

 子宮捻転の場合は、手がまっすぐ入らないのですぐわかります。この時はすぐに獣医師を呼んでください。またお産がなかなか進まない、お母さん牛の元気がない、お母さん牛の体が冷たいなどの症状がみられたらすぐに獣医師を呼んでください。また、最近人気の和牛の種雄牛は体が大きく、下手をする とホルスタイン種より大きいこともあります。昔はF1のお産は引っ張ったことがないという人も多かったのですが、最近はF1の過大児もよくありますので安心し ないように。今、子牛の相場は高値傾向にあります。

 大切な子牛を死なせないように、また分娩によりお母さん牛の体調が崩れないように細心の注意が必要です。
(農業共済新聞千葉版 2006年5月2号に掲載)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会