NO.85 生まれた子牛、お母さん牛に舐めさせてますか?
 今、県内の多くの酪農家でベビーラッシュが続いているのではないでしょうか。

 寒い季節となりましたが防寒対策はできていますか?生まれたばかりの子牛は非常に弱々しい存在で、季節の変わり目や悪天候が続くとすぐに体調に影響し、病気になってしまい、それが命にかかわる場合も多々あります。そのような事故を減らすための予防策の一つとして、ぜひ母牛に、分娩直後の子牛を舐めさせてあげてください。

 母牛が生まれた子牛を舐める行為をリッキングといいます。

 これはとても重要なことで、「子牛の体を乾かして体力の消耗を防ぐ」、「強いマッサージ効果で全身の血流が良くなり、内臓の活動が促進され、初乳からの免疫物質の吸収率を高める」、「母牛の唾液が、子牛の体表の病原体の増殖を抑制する」等の効果が期待できます。リッキングの有り無しで、子牛がもつ免疫物質の量が大きく変わるという報告もあります。実際に、人が手で拭くより母牛が舐める方が早く乾きます。

 このように、リッキングには良い面がたくさんあります。繋ぎ牛舎で分娩させている場合でも、面倒かもしれませんが生まれたらすぐに母牛の前に子牛を連れていってあげてください。

 また、子牛が初乳から免疫物質を受け取れるのは生まれてから24時間以内なので、子牛が哺乳欲を示したら早めに、できれば母牛の新鮮な初乳を与えてください。あまり出ないようでしたら、凍結初乳や初乳製剤を与えるようにしてください。
(農業共済新聞千葉版)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会