NO.89 牛群検定のススメ
 牛群検定では、様々なデータで牛群や個体をモニタリングしてくれます。ここでは、標準乳量というデータに着目してお話します。

 標準乳量とは、産次、季節、搾乳日数を補正した乳量の平均で管理状況を確認できます。標準乳量の変化が大きいときは、牛群の飼養管理に問題があることが多く、飼養管理の見直しが必要となります。たとえば、乾草の組み合わせを変更あるいは配合の量を変えたときに、変更前の検定月の標準乳量と、変更後の検定月の標準乳量を比較すると飼料内容の変更が適切かどうか判断できます。

 また、個体の管理においても標準乳量は活用できます。個体管理といえば泌乳曲線だと思われがちですが、泌乳曲線もまた産次、季節などに影響を受けています。この産次、季節はもちろん飛び出し乳量や最高乳量などを同じレベルに補正したものが標準乳量であり、この標準乳量を把握することで、個体の管理が適切にされているか判断できます。

 牛群検定にはもっと活用できるデータがたくさんあります。牛群検定のデータを活用し、牛の潜在能力を引き出し、より良い牛群に育てませんか?
(農業共済新聞千葉版)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会