NO.90 発情の記録と情報の共有が大切!!
 発情発見のために工夫してますか?

 牛の発情周期は平均21日、個体によって18日から23日とばらつきがあります。発情持続時間にもばらつきがあり平均18時間ですが、2時間〜20数時間とも言われています。

 発情の初期は硬い粘液が外陰部にみられ、やや落ち着きがなくなり他の牛を追い回します。また乗駕や隣の牛の腰に顎をのせるような行動もみられます。次第に咆哮し軟らかい粘液へと変化し、他の牛に乗駕されても逃げずに許容する様子が見られるようになります。

 しかし、実際は発情時に前述の明瞭な挙動が全ての牛に見られるとは限りません。鳴いたり騒いだりしないから発情がないと思っていても、繁殖検診で発情周期があるといわれた事はありませんか?「鳴くまでまとうという姿勢」では発情を見逃し発情発見率は低下します。

 そこで、発情による普段とは違う些細な変化を見逃さないように、日々の作業の中で注意深く観察するとともに、しっかり記録することが繁殖管理の中で重要になってきます。

 粘液、出血など発情徴候を見つけたら繁殖カレンダーなどに書き込んで個体ごとの次の発情予定日をつかみます。また、常にチョークを持ち歩き、柱や牛名板に書き込む人もいます。最近ではスマホに入力している人もいます。とにかく記憶するより記録することが大事です。さらにその情報を農場内で共有することも大事です。一人よりも二人の目で探した方が発情発見の確率は上がります。カレンダーを見れば誰でも発情や授精状況が一目でわかるという状態が望ましいです。

 早速、今日から始めてみませんか?
(農業共済新聞千葉版)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会