NO.96 子牛の体調管理
 寒いこの季節、子牛の体調管理を十分に行っているのに子牛が下痢をするという話を聞きます。そのときは、子牛に与えるミルクをチェックしてみてください。

@ 哺乳温度は適正ですか?哺乳温度は38℃が適温です。ミルクが冷えていると下痢の原因になります。冬は気温が低いので、手指の感覚で哺乳準備をすると哺乳温度が低い可能性があります。飲ませる直前の哺乳温を温度計でチェックしてみましょう。
A 哺乳用ミルクの品質は良好ですか?乳房炎や高体細胞乳を与えると下痢の原因になります。
B 分娩後の移行乳などの出荷しない生乳を用いる場合、搾乳から哺乳までの保存はどのようにしていますか?バルク室に蓋をせず常温で放置していませんか?蓋をすることで落下細菌の混入が防止できます。常温保存の場合、大腸菌の増殖速度は速いので爆発的に菌量が増えます。哺乳時には大量に大腸菌や雑菌が増加した状態になっているかもしれません。これは、バルク乳の冷却が充分にされない場合に生菌数が増加するのと同じ理由です。
 牛乳は栄養満点ですから雑菌の増殖にも好条件です!未殺菌で常温保存の牛乳は飲みたくないですよね?春が近づくと次第に温度・湿度も上昇し、細菌の増殖には好環境となります。哺乳用ミルクの殺菌や保冷のための器具整備も検討してみてください。
 毎日の努力を無駄にしないために、ミルクの保存状態を改善して下痢の要因を排除していきましょう!
(農業共済新聞千葉版)
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会