組合
 農業共済組合のことをいいます。呼称は「NOSAI」です。
共済関係
 加入者と共済組合との間で結ばれる共済に関する権利義務の関係です。
 共済関係の成立により、加入者は一定の約束で、共済金等の支払いを受ける権利を持つ一方、掛金の払込みや、通常の肥培管理、異動通知の提出などを行う義務が生じます。
 当然加入
 農業災害補償法、組合定款および共済規程等により、農作物共済で一定基準を超える経営規模の農業者は、法により当然に共済関係が成立することをいいます。
 任意加入
 当然加入以外の一定の資格を持つ農家が、自らの意思で共済に加入の申込みをすることをいいます。
 組合員
 農業共済組合に当然加入又は任意加入した農家のことをいいます。
 一筆(いっぴつ)
 農道、畦畔、水路等によって区画された耕地のことをいいます。
 共済目的
 共済が補償を行う対象となるものです。
 基準収穫(繭)量
 農作物、果樹、畑作物の各共済事業において、損害額や共済掛金の算出の基礎となる収量で、いわば「平年」収量に相当する収量のことです。
 基準単収
 耕地10a当たりの基準収穫量のことです。
 共済掛金等
 共済掛金を算出する基礎となるもので、過去の一定期間における被害率を もとに定められています。共済金額に共済掛金率を乗じたものが共済掛金になります。
 引受方式
  共済目的を一筆の耕地ごとに引受け、一筆ごとの耕地の減収に応じて共済金を支払う方法が一筆単位方式(一筆単位引受方式・果樹は樹園地方式という)と引受け及び評価の方式が農家を単位とする農家単位方式(半相殺方式・全相殺方式・災害収入方式)があります。
 引受単収
 基準単収のうち補償される収量のことです。
 引受収量
 農作物共済、果樹共済、畑作物共済において、基準収穫(繭)量のうち補償される収量のことをいいます。共済金を支払う際の共済減収量の最高限度量に相当するものです。
 共済責任期間
 共済事故の発生に関して、組合が共済金の支払責任を持つ期間(補償期間)をいいます。
 共済金額
 共済事故により損害が生じたとき、共済組合が支払う共済金の最高責任限度額です。(契約金額または補償額)
 共済価額
 共済事業を行う立場から、共済事故が発生して加入者が被ることのある損害の最高限度額を、時価額などを基礎に表現した金額です。
 付保割合
 家畜共済、果樹共済、園芸施設共済、建物共済、農機具共済において、共済価額または標準収穫金額(果樹共済において果実の単位当たり価額に標準収穫量を乗じて得た額)に対して共済が補償する割合のことです。共済の種類によって選択できる付保割合の範囲は異なりますが、加入者が選択できる仕組みになっています。付保割合が高いほど補償は大きくなります。
 共済掛金率
 共済掛金を算出する基礎となるもので、過去の一定期間における被害率をもとに定められています。共済金額に共済掛金率を乗じたものが共済掛金になります。
 共済掛金
 組合が共済金の準備財源として、あらかじめ加入農家からいただくお金のことで、一般には、
「共済掛金= 共済金額×共済掛金率」で算出されます。このうち、農作物共済、家畜共済、果樹共済、畑作物共済、園芸施設共済は、国がその一部を負担しています。
 共済事故
 組合は共済事業として、ある物につき偶発性の一定の事故が生じ、このことにより組合員等が損失を被った場合に共済金を支払います。その共済金支払い義務を生じる具体的な事故のことを共済事故といいます。
 共済減収量
 共済金受け取りの対象となる減収量のことで、引受収量から実収穫量を差し引いたものです。
 共済金
 加入者が共済責任期間内に発生した共済事故によって損害を受けたとき、被害の程度に応じ補てんするために受けとるお金で、損害保険の保険金に相当するものです。
 損害通知
 農家が共済目的に冷害、風水害、病虫害などを受けて、共済の対象となる損害が生じたと思われるときは、それらの共済目的すべてについて、災害の種類、発生年月日および発生した場所、その他災害の状況を組合に通知することになっています。損害通知には、被害の都度行う速報と、収穫期に行う定期報告とがあります。
 例えば水稲の収穫期には、組合が指定する時期までに「損害評価野帳(損害通知)」に必要な事項を書き、組合に提出します。申告のあった被害耕地は、現地評価が行われ、その結果は共済金支払いの基礎になる大事な資料となります。
 損害評価員
 災害の未然防止や拡大を防ぐための指導を行う。そして、公正な損害評価をするための研修会への参加、被害申告のあったほ場調査を行うなど、共済事業の要の役割を担っていただいています。集落ごとに、組合長より委嘱されています。共済委員等と兼ねている場合も多く、農家と組合を結んでNOSAI制度のお世話をしていただいております。
 損害評価会
 損害評価会は損害評価会委員で構成され、損害の防止、損害の認定等の重要事項を調査審議するための、諮問機関となっています。たとえば農作物共済の場合、組合の損害評価会は地域内の評価地区(損害評価員が1〜2日で評価を終えるために設定した評価地域の単位)ごとに、10筆以上の抜取調査を組合の職員とともに行います。そして評価地区間で全筆調査結果の均衡をとるための調整をします。
 検見
 「検見」というのは毛見とも呼ばれ農作物共済、果樹共済、畑作物共済で用いられ、主として組合の悉皆調査および抜取調査で行われている評価方法です。収穫期に損害評価員がほ場の周辺及び内部を見回り、品種、被害の種類・程度、肥培管理の状況、穂数、着粒数、稔実状況などを調査し、肉眼や手の感触によって収穫量を見積もる方式です。
 評価に先立ち災害の種類、被害の程度、品種などを考慮して組合で標準筆を設定します。そして、あらかじめ実測などで単収を調査し、検見結果と比べ評価前に評価眼を統一し、技術の向上に努めています。
 保険金・再保険金
 NOSAI制度は組合、連合会、国という3段階の組織を通して、それぞれ支払い責任を分担しあっています。組合から組合員に支払われる補償金を共済金と呼んでおり、その過程で連合会から組合に支払われる保険金、国から連合会に支払われる再保険金が各団体の支払財源となります。
ちばNOSAI連 千葉県農業共済組合連合会