水稲(種子用)の価格も補償
君津市 能星昭男さん(38)
経営規模:水稲(主食用)2900a・水稲(種子用)800a・大豆(種子用)150a
幼少期より祖父の農作業を手伝い、高校卒業時には就農することを決断し、2012年大学卒業と同時に就農しました。
就農当初、水稲12㌶から始め、徐々に経営規模を拡大しました。家族のサポートもあり現在は水稲(主食用)29㌶、水稲(種子用)8㌶、大豆(種子用)1.5㌶を栽培しています。
2018年までは水稲共済に加入し、2019年から収入保険に加入しました。
水稲共済は収量減少が補償対象なのに対し、収入保険は主食用と比べ価格の高い種子用の補償も受けられるということ、価格低下、病気やケガによる収入減少も補償対象になる点が加入の決め手になりました。
2021年に米価下落やイノシシ被害で収入減少した際に、保険金を受け取りました。保険期間中であっても収入減少が見込まれる場合に申請できる「つなぎ資金(無利子)」に申込み、受取りまでの期間も早く助かりました。
今後は、効率的に作業が行えるよう圃場の環境を整備し、徐々に規模拡大を考えています。
「天災や事故が無く過ぎてくれるのが一番だが、自分の経営努力によらず収入減少が起こり得る事もあるので、万が一に備えて収入保険に加入しています」と話してくれました。