建物共済

加入

農家の所有または管理する住宅、農作業場、納屋、畜舎、その他の建物(付属設備を含む)が加入できます。なお、申出により家具類、農機具も加入できます。

令和5年度より下記用途が総合共済に加入できなくなります。
但し、火災共済については、すべての物件について引き続き加入できます。
・物置・.納屋・倉庫・車庫・民宿・.土蔵・畜舎・堆肥舎・鶏舎
・住宅兼物置、住宅兼納屋、住宅兼倉庫、住宅兼車庫で住宅部分の面積比が50%未満の建物
なお、上記以外の住宅、農作業場等は従来どおり総合共済に加入できます。

種類

火災共済

主として火災事故を補償する共済です。

総合共済

上記火災事故に加えて「自然災害」を補償する共済です。

対象となる損害は

火災共済

火災、落雷、破裂または爆発、車両の飛びこみ、騒乱、物体の落下または飛来による損害、消火作業等による水ぬれ、盗難によるき損・汚損、損害防止の為の費用が対象となります。

総合共済

火災共済の事故に加え、自然災害(地震等を含む)による損害が対象となります。

補償期間

1年間です。(共済掛金をお支払い頂いた日の午後4時からです。)

共済金額は

火災共済

1棟 6,000万円

総合共済

1棟 4,000万円

火災共済と総合共済合わせて1棟1億円を限度に加入できます。

共済掛金等は

主として建物の用途(住宅、店舗、加工場等)及び構造(木造、鉄骨造、コンクリート造等)ごとの共済掛金率等(事務費賦課率を含む)を共済金額に乗じて算出します。

共済金の支払いは

火災等の共済事故(自然災害、地震災害を除く)による支払いは、「80%付保割合条件付実損填補方式」により支払います。

  • 加入共済金額が時価額(新価特約の場合は再取得価額)の80%以上のときは損害額を損害共済金として全額支払います。
    (損害額が加入共済金額を超える場合は、加入共済金額を限度とします。)
  • 加入共済金額が時価額(新価特約の場合は再取得価額)の80%未満のときは
    損害共済金=損害額×共済金額/(再取得価額または時価額)×80%

総合共済加入建物の風水害、土砂崩れ等の自然災害による損害は次により支払います。

  • 損害の割合が80%以上のとき
    損害共済金=損害額×共済金額/再取得価額または時価額
  • 損害の割合が80%未満のとき
    損害共済金={損害額-再取得価額または時価額の5%か1万円のいずれか小さい額}×共済金額/再取得価額または時価額
  • 総合共済加入建物が地震等(地震及び噴火並びにこれらによる津波)により損害を受けたときは、損害割合が5%以上のときは共済金を支払います。
    ただし、総合共済の共済金額の50%を限度とします。
    損害共済金=共済金額×損害割合×50% ※損害共済金に加えて、下記の各種費用共済金が支払われます。

附帯費用

  • 「残存物取付け費用共済金」として、実費を限度に損害共済金の10%を支払います。
  • 「特別費用共済金」として、自然災害の事故以外で80%以上の損害となった場合、200万円を限度に共済金額の10%を支払います。
  • 「損害防止費用共済金」として、損害の防止・軽減(消火活動)に要した費用の実費を限度に支払います。
  • 「失火見舞費用共済金」として、加入建物が火元となり、隣家が類焼・汚損等を被った場合に、それによって生じる見舞金等の費用に対して共済金額の20%を限度に1世帯当たり50万円の失火見舞費用共済金を支払います。
    ※「臨時費用担保特約」でご加入の場合、「臨時費用共済金」として、250万円を限度に損害共済金の20%が支払われ、さらに、火災等事故により、特定の方が死亡あるいは一定の後遺障害を受けられた場合、「死亡・後遺障害費用共済金」として1名200万円を限度に共済金額の30%を支払います。
  • 「地震火災費用共済金」として、火災共済加入建物が、地震を原因として発生した火災により半焼以上となった時は、共済金額の5%を支払います。

建物共済約款(PDF)

保管中農作物共済

加入

農作物共済、果樹共済のうち収穫共済または畑作物共済に現在加入している組合員、または過去1年間において加入していた組合員です。

補償の対象

建物に保管中の農産物(乾燥・調製等の作業中のものや、当該建物からの運送中または当該建物への運送中のものも含みます)で、以下のとおりです。なお、第三者から預かった農産物は除きます。

  • ・農作物共済:米、麦
  • ・果樹共済 :なし、うんしゅうみかん
  • ・畑作物共済:大豆

共済事故(補償の対象となる事故)

1.建物に保管中の場合

火災、落雷、破裂または爆発、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突・接触または倒壊、建物内部での車両またはその積載物の衝突または接触、水濡れ、盗難による盗取またはき損・汚損、騒乱、自然災害(地震等を含む)

2.運送中の場合

火災、破裂または爆発、衝突・墜落及び転覆(荷崩れを除く)

補償する額

1品目につき、1口100万円から加入できます。

加入タイプ

2つの加入タイプから選択

Aタイプ

一時保管向け(共済責任開始から連続した120日)

掛金 2,500円(1品目につき1口100万円当たり)

Bタイプ

通年保管向け(共済責任開始日から1年間)

掛金 6,500円(1品目につき1口100万円当たり)

共済金の支払い

共済金金額を限度として農産物の損害の額をお支払いします。(地震等の事故の場合は損害の額の30%をお支払いします。)ただし、損害の額が1万円未満の場合は、共済金をお支払いしません。